【初老ジャパン】4人の平均年齢は?92年ぶりの快挙を達成したメンバー紹介とバロン西との共通点とは?

記事内に広告が含まれています。
【初老ジャパン】4人の平均年齢は?92年ぶりの快挙を達成したメンバー紹介とバロン西との共通点とは?

パリ五輪の馬術競技で、日本代表チームが92年ぶりに銅メダルを獲得し、大きな話題となりました。平均年齢41.5歳というベテランチームは、「初老ジャパン」と呼ばれ、その健闘ぶりは多くの人々を感動させました。

今回は、初老ジャパンのメンバー紹介や、日本馬術界のレジェンドであるバロン西との意外な関係性など、その魅力に迫ります。

スポンサーリンク

初老ジャパンとは?平均年齢41.5歳

「初老ジャパン」とは、パリ五輪の馬術競技で銅メダルを獲得した日本代表チームの愛称です。チームメンバーの平均年齢が41.5歳と高めだったことから、この愛称がつけられました。

ベテラン勢の経験と若手の勢いが融合したチームは、年齢を感じさせないパワフルな騎乗で、世界の強豪を相手に堂々と戦い抜き、歴史的な快挙を達成しました。

初老ジャパンのメンバー紹介

では、そんな初老ジャパンのメンバーを一人ずつ紹介していきます。

田中利幸選手(39歳)

乗馬との出会いは、中学3年の時。以来、馬と共に駆け抜ける日々を送ってきた田中選手。2007年にクレインの門を叩き、総合馬術選手としての道を歩み始めます。2012年のロンドンオリンピック出場は、その軌跡における大きな転換点となりました。以降、世界の舞台で幾度となく輝きを放ち、日本の馬術界を牽引する存在へと成長を遂げています。

戸本一真選手(41歳)

戸本一真さんは、真桑小学校に通っていた8歳の時に初めて馬に乗る経験をしました。真正中学校を卒業した後、各務原西高校に進学し、その後、各務原市にある浅野乗馬クラブで本格的に競技に取り組み始めました。大学では、名門である明治大学の馬術部に入部し、1年生からレギュラーとして活躍し、全日本タイトルを獲得しました。

大岩義明選手(48歳)

大岩義明選手が馬術に触れたのは、10歳の頃でした。大学卒業後、一時期競技から離れたものの、シドニーオリンピックの影響を受けて2000年に競技に復帰しました。2001年にはイギリスに渡り、その後、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京の4大会にわたり、オリンピックの総合馬術で日本代表として選ばれました。

2017年には馬術競技者の武田麗子さんと結婚し、2018年3月には長男が誕生しています。現在はドイツに拠点を移しています。

北島陸三選手(38歳)

北島陸三選手は、小学5年生の時にクレイン加古川で乗馬を始めました。中学校に進学すると、馬術競技に興味を持ち、明治大学の強力な馬術部に進学し、総合馬術を本格的に学びました。2008年にはクレインに入社し、2014年の仁川アジア大会で団体銀メダルを獲得。これを契機に、2015年にイギリスに渡り、その後ジャカルタアジア大会やトライオン世界馬術選手権、東京オリンピックなど、国際的な大会での経験を積みました。

92年ぶりの快挙!バロン西との共通点は?

初老ジャパンがパリオリンピックで92年ぶりに馬術で銅メダルを獲得したことは、大きな快挙です。1932年のロサンゼルスオリンピックでは、西竹一さんが障害飛越個人で金メダルを獲得しており、その時以来の成果です。特に団体としては、日本馬術史上初のメダルとなります。

西竹一さんは「バロン西」として広く知られています。彼は1902年に東京で生まれ、学習院初等科や陸軍幼年学校、陸軍士官学校を卒業しました。出身地は愛知県名古屋市です。ロサンゼルスオリンピックでは、約10万人の観衆の前でウラヌス号に騎乗し、19の障害を飛び越えて地元アメリカの選手を破り、金メダルを獲得しました。彼の「バロン」という称号は、男爵位に由来しています。

まとめ

初老ジャパンの快挙は、日本の馬術界にとって大きな意味を持つ出来事でした。ベテラン選手たちの熱い思いと努力が実を結び、92年ぶりのメダル獲得という歴史的な瞬間を生み出しました。彼らの活躍は、多くの日本人にとって感動を与え、日本の馬術界への関心を高めるきっかけとなったでしょう。